デニムのお直し リペア。作業工程もご紹介。

1月 21st, 2013
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こんにちは。

今日は夜から雨、その後雪、積雪の可能性もあるようです。

自転車出勤してしまったのでピッタリ定時で帰れるように
スピード上げて仕事です!

さて、
少し久々になるデニムのリペア、お直しのご紹介です。
さらに
タイトル通りに作業工程も公開します。

同業者の方、このやり方に価値があると思っていただければ真似していただいて結構です。
一般の方も作業の裏側をのぞいてみてください。

今回直すデニムがこちら

ひざの破け、横糸はまったく残っておらず 完全に穴。

今回は横糸を擬似再現してリペアするやり方を使いました。

まず、デニムのしわや残っている横糸、縦糸をアイロンで綺麗に伸ばし
裏から当て布をはります。

とは言え「あて布」では無く消失している横糸を復元させます。


仕付け糸を使い一本ずつ糸を渡し穴を塞いでいきます。

その後
薄い接着芯で全体を固定

あて布ではなく糸で塞ぐ理由としてはデニムの立体感を失わないため、
当て布を使ってしまったときの生地のあたりを出させないため、
薄く仕上げるため、
本来のデニムの織りに近づけるためです。

続いてミシン。

わずかに残っていた横糸、縦糸は綺麗に伸びています。
さらに裏から当てた糸も「面」として成立しています。

今回のデニムリペアには3色の糸を使用。

まずはデニムの染か?汚れか?白い横糸にしみこんでいる茶色を再現するために
ベージュの糸で穴の部分のみリペア。

この状態。

BLUEデニムを直すので「青」以外を使うのに違和感がありそうですが
これは絵を書く事と同じ考え。
赤いリンゴを絵で書くとき赤い絵の具だけでは平面過ぎて何の立体感も無いですね。
黄色やオレンジ、緑など重ねて描く事でよりリアルなリンゴが描けるはず。

デニムリペアも同じ事。

続いて重ねる糸はデニム本体に近い暗めのBLUE


これよりもう少し明るめのBLUEを下糸に使って3色です。

仕上がりがこのような感じ。

■デニム ひざ破け リペア
1週間のお預かり。
¥1,575-

今回は穴の状態、お客様の好み、要望でこの修理方法を使いましたので、その都度違います。

やり方だけなぞるとこのような感じですが
糸の太さ、針の太さ。などなど。
ましてミシンの進め方なんかは技術ですので書くことは出来ません。

まだまだデニムリペアの経験は浅いかも知れませんが
モノを大切に考える「keisuke nakano」を知ってもらう為にも日々技術を磨きましょう。

では。

遅めのランチを食べて仕事続けましょう。

早く帰るように。

中野