こんにちは。
久々のBLOG。ですね。
しかも業務っぽいお直しのサンプル紹介です。
中野のお仕事の事ですので見ていただければ幸いです。
■サンプル1
膝の破け
もともと白い横糸が見える感じに仕上がっている「ダメージデニム」だったらしいのですが
履いているうちに「ただのダメージ」になってしまったので
雰囲気を残したままの修理依頼でした。
修理後
横色をつなぎ合わせ
裏から薄く補修、ステッチで穴を埋めすぎないように仕上げています。
1週間のお預かり ¥2,100-
■サンプル2
お尻の破け
この部分の破けは男女問わず一番多い修理依頼ですね。
この方はこの程度のダメージで持っていていただいて大正解!
これ以上ダメージが大きくなると傷跡が目立ってしまいます。
修理後
やや薄めのGRAY、同色のBLUEの2色で修理。
横糸が少し白く見えているところも完全デニムと同色で塞ぐ事も出来ますが
この部分だけ厚くなってしまうので私はここまでの仕上げで完成とさせていただいております。
完全色復刻の場合は修理依頼のときにご相談ください。
■サンプル3
お尻の破け ハード。。
サンプル2の状態で履き続けた結末です。馬鹿者め。
ここ数年、ヒートテックやスパッツなるものの男性着用者が増えて
多少穴の空いたデニムでもパンティーが見える訳じゃないからと言って履き続ける方が増えたように思います。直せますがそこまでヘビーに履きたい大切なデニムなら早めの修理をオススメします。
修理後
穴は完全にふさがっていますがサンプル2と同じように薄く仕上げる為に若干白い横糸は見えている状態です。
アップで。
使用した糸は3色。
向って左が下糸。真ん中のGRYで傷を塞ぎ、左のデニム同色よりやや薄いBLUEで全体を馴染ませていきます。
こちらで1週間のお預かり ¥2,100-(ややサービス。。)です。
■サンプル4
膝の破け
ダメージ加工デニムに良くありがちな結末。結局横糸は引っ掛けてただの穴になりますよね。
馬鹿者め。
穴は大きいのですが白い横糸が消失していないのが救いですね。
丁寧に横糸をアイロンで伸ばしていきます。
裏技がコレ
「ヘアーブラシ」
ドレット状態で絡み合っている白糸を1本ずつほどいていきます。
修理後
持ち主様が買ったときと同じような白糸が見えている「ダメージデニム」の仕上がりに修繕しました。
サービスで穴以外の周辺補強もしています。
アップで。分かるかな?
デニムに穴が空くって事はデニム全体も傷んできている証拠。
膝の穴の修理でそこだけ綺麗に直してしまっていると、直していないステッチの境目にテンションが掛かるは当たり前で、直ぐにそこから破けてしまいます。
依頼を受けていないのだから 直さなくもいいのですが 明らかに破けるのが時間の問題と思われるデニムの場合は 穴の修理込みで見積もりさせていただく事もあります。
全部綺麗に直してしまったら 穴が空かず 私の利益が減ってしまいますが
物と真摯に バカ丁寧に仕事をしたいと思います。
1週間のお預かり ¥2,100-(サービス込み)
デニムお直し・リペア諸注意。
デニムは洗ってからお持込ください。
・受付窓口は【keisuke nakano】のアトリエ店舗ROCKER AND HOOKERのみです。
店舗:ROCKER AND HOOKER http://shop.rockerandhooker.com/?mode=f1
・郵送での受付はしておりません。
・メールでの見積もり問い合わせは大歓迎ですが実際の物を見てみないと正確な料金、お直しの手法は断言できませんので可能な限りご本人様の来店をお待ちしております。
と、最近お直しBLOGになってきた感が否めず
名ばかりプライベート丸出しBLOGです。
正直楽しくないよね。
真面目に修理のお話しは、とは言え気になっていただける方も多いので事務的に更新。
では
中野