2016年 3月号 【現代農業】に掲載されました。

2月 18th, 2016
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2016年 3月号 【現代農業】に掲載されました。
ゴマの特集記事で紹介されています。

趣味で数年前から育てている自家用のゴマ。
中野家の「継続は力なり」精神が特集いただけるほどの面白い取り組みになってきたんでしょうかね。
それでもゴマ作りは本当に手間がかかり大変なので国内自給率が低い理由がわかります。
労働力を時給換算したら超高級国産ゴマです!我が家はそれを絞っちゃうんだから超超高級国産ごま油なんです!
販売はしていませんがなかのファームの魅力ポイントの一つですね。

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以下全文

ゴマ油も搾って、自給の満足度 100%
北海道・中野美規子

『ゴマが甘い』なんて知らなかった
北海道滝川市でゴマを栽培して7年目になるなかのふあ〜むです。ゴマとの出会いは、地元の養蜂家さんから頂いた白ゴマでした。冬の間はハチたちを連れて長崎県の五島列島の農家のところで過ごすそうで、そこでもらってきたゴマのお裾分けでした。「美味しいから食べてみて」と渡され、炒る前ならば種として使えるのでは?と一部を試しに撒いてみたのです。
苗を定植してしばらくすると花が咲きました。薄いピンク色でキンギョソウに似た可愛い花に感動したことを覚えています。そして初めて自分で収穫した白ゴマの香ばしくて美味しいこと!ゴマが甘いなんて知りませんでした。

ゴマムシには参るけど
温暖化になっているのか北海道でもゴマが作れるようになりましたが、春先はやはり寒いので、小さな苗の時はビニールハウスに植えるのがいいようです。しかしハウスだと水やりの手間が掛かるのが難点。5月末に播き、定植して一ヶ月くらいはハウスでしっかり生育させますが、ある程度の草丈に伸びたらビニールをはがし雨に水管理を任せます。
害虫は、それまで一度も見たことがなかったから大きな虫が付いていてビックリです。ネットで調べると、ゴマ科につくシモフリスズメガの幼虫で通称「ゴマムシ」。100円ライターくらいの太さと長さがあり、最後の収穫の時まで図々しくムシャムシャと葉を食べています。捕殺するときは、ゴム手袋をしていても掴むのが嫌で割り箸を使います。
9月になったらハウスの天井部分だけ、もう一度ビニールをかぶせます。収穫後の乾燥場所にするためです。刈ったゴマは茎を束ねて干して、はじけたサクを逆さにして振り落し、電動唐箕で調整します。
現在は白ゴマを100坪ハウス1棟分と、寒冷地栽培向きの黒ゴマも毎年少し作っています。

圧搾でごま油
我が家ではナタネも栽培して、自宅で搾油し販売しています。そこで、白ゴマも同じ搾油機で圧搾法で搾ります。こちらは販売せず自家用のみですが、低温で焙煎したごま油はクセもなく料理に大活躍です。自給自足の満足度100%!
搾油した後のカスにはまだ油分が残っていて捨てるにはもったいないので、すりゴマのようにして使います。ゴマ和えやゴマ団子、地元の粉の手打ちうどんをこのゴマだれで食べるのは格別です。
ゴマの栽培には多くの肥料も必要無く、一株につく莢も多いので、面積の小さい家庭菜園でも十分収穫できます。逆さにしてシートに振り落とす時のパラパラという音の心地よさ。ゴマをフライパンで炒ってつまんで口に含んだ時の香ばしさなどたまりません。(北海道滝川市)

以上
現代農業 2016 3月号